時計 2021/06/11 21:00

生命の神秘 波打ち際でクサフグ産卵 鹿児島・阿久根

波打ち際に集まり産卵するクサフグ=11日午後7時6分、阿久根市脇本
波打ち際に集まり産卵するクサフグ=11日午後7時6分、阿久根市脇本
 阿久根市脇本の海岸で11日、クサフグ数十匹が波打ち際に集まり繁殖活動をする様子が見られた。午後6時前からフグが浅瀬に姿を見せ始め、雌が水しぶきを上げ玉砂利の上で身をくねらせながら卵を産み落とすと、周りに集まった雄が一斉に精子を放出、辺りの海が白く濁った。

 “生命の神秘”を撮影しようと写真愛好家らが待ち構えたが、あいにくの雨や日没で産卵を撮影できたのは1時間弱。鹿児島市千年1丁目の安田卓也さん(74)は「初めて見る光景は神秘的で夢中でシャッターを切りました」と話した。

 クサフグは体長15センチほどで日本各地に生息する。同海岸では産卵活動は4月から6月に見られ、満潮時刻の前後に合わせて波打ち際に群がる。満月や新月の数日前は数が多くなるとされる。