国道10号鹿児島北バイパス 17年ぶり工事再開 トンネル着工の時期未定

(2018/04/04 13:00)
 鹿児島市祇園之洲町の稲荷川河口で昨年11月、祇園之洲橋(仮称)の建設が始まり、17年にわたり中断していた国道10号鹿児島北バイパスの工事が再開した。渋滞に悩む住民やドライバーはバイパス早期完成を待ちわびるが、肝心のトンネル(全長約3キロ)は着工のめどすらついていないのが現状だ。
 3月最後の週末となった31日夕、国道10号の上りは長田陸橋辺りから2.6キロ先の仙巌園(吉野町磯)前まで渋滞が生じていた。道路が片側1車線に減少する“ボトルネック”が原因だ。仙巌園前で分岐し、バイパスに通じる市道にも渋滞は広がる。
 鹿児島市が昨年のゴールデンウイークに仙巌園付近で実施した交通実態調査によると、渋滞は上りが最大1.3キロ、下りは最大2.8キロ。ここ数年は横ばいというが、地元の受け止めは違う。
 磯町内会の折田雄一会長(79)は「渋滞は年々ひどくなっている。バスが30分以上遅れることも珍しくない」と話す。仙巌園を運営する島津興業の安川周作専務は「渋滞で入園を諦める観光客もいる。一日も早く鹿児島北バイパスを完成させてほしい」と要望する。
 バイパスは吉野町花倉―小川町を結ぶ5.3キロ。1992年度に着工し、2000年3月までに祇園之洲―小川町の1.2キロが開通したものの、その後は工事が中断した。祇園之洲以北のルート変更が繰り返されたためだ。
稲荷川河口で祇園之洲橋(仮称)の工事が進む国道10号鹿児島北バイパス。中央のコンクリートは橋台=鹿児島市祇園之洲町
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