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「農福連携」ヒマワリ3500本 鹿児島市都市農に新スポット

 2021/10/04 12:25
都市農業センター展望所近くに咲くヒマワリ=鹿児島市犬迫町
都市農業センター展望所近くに咲くヒマワリ=鹿児島市犬迫町
 鹿児島市犬迫町の都市農業センターに、新たな撮影スポットが登場した。第3駐車場西側の展望台近くに、障害を持つ人たちが手掛けたヒマワリ約3500本がずらりと並ぶ。センターによると本格的に植物を育てる「農福連携」は初めて。参加した身体障害者や知的障害者は「きれいな花が咲いた」と喜んでいる。

 1本の茎から複数の花を咲かせる品種や、濃いオレンジ色が特徴の花など、4種類が咲く。見頃を過ぎた種類もあるが、写真撮影や散策を楽しむ人たちが連日見られる。インスタグラムに投稿するため、27日に訪れた鹿児島市の30代女性は「ヒマワリを見ると元気が出る。エネルギッシュな感じを出したいと思い50枚くらい撮った」と喜んでいた。

 栽培を担当したのは近くにある社会福祉法人「宝林福祉会」(奥村昭理事長)の職員と「セルプつわぶき」の利用者たち。7月21日に種をまき、週1回のペースで草むしりを行った。県立農業大学校(日置市)を卒業し、今年4月に入社した寺地悠雅さん(21)が、種まきのタイミングや薬の散布など細心の注意を払って、見事に咲かせた。

 福祉会は7月、マリーゴールドやサニーレタスなど、花や野菜の苗を販売するイベントを開き好評だった。今後も農福連携に力を注ぐ予定で、寺地さんは「植物を育てることは達成感がある。利用者のみなさんの、やりがいや生きがいにつながればうれしい」と話した。
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