暑さに負けず花を咲かせるクルクマ=長島町鷹巣
長島町鷹巣の花農家宮路成宏さん(44)のビニールハウスで、夏の花として知られるクルクマの出荷が続いている。新型コロナウイルス感染拡大以降、「忍耐」という花言葉にも注目が集まり、購入する人が増えているという。
ハスの花を思わせるクルクマは暑さに強く、日持ちが良いのが特徴。盆や彼岸の仏花用に加え、近年はアレンジメント用としても人気を集める。宮路さんは5年前から生産し、7~10月に約5万本を県内外に出荷する。
8月31日は午前7時から白やピンクなど色とりどりの約500本を収穫した。コロナ禍で花業界の苦境が続く中、インターネット販売も強化。「クルクマの凜とした姿に癒やしを感じてもらえれば」と話している。