「お墨付きの店」選ぶ基準に「する」が半数 鹿児島県の第三者認証制度でアンケート 新型コロナ

2021/12/16 12:00
第三者認証取得を知らせるステッカーを掲示する飲食店=鹿児島市
第三者認証取得を知らせるステッカーを掲示する飲食店=鹿児島市
 鹿児島県が飲食店の新型コロナウイルス感染対策にお墨付きを与える第三者認証制度について、南日本新聞の「こちら373(こちミナ)」がアンケートを行った。認証取得の有無を店選びの基準に「する」とした人が51%と半数を超え、多くが「安心して利用できる」を理由に挙げた。

 アンケートは12~14日、無料通信アプリ「LINE(ライン)」の「こちミナ」に友だち登録した人を対象に実施。10代以上の336人(男性174人、女性160人、その他2人)から回答を得た。

 基準に「する」と答えたのは171人。県民の消費喚起を図る割引「ぐりぶークーポン」の認証店での割引額引き上げを理由にした人が相次いだ。「職場が認証店の利用を呼び掛けている」(30代男性)という旨の意見も複数あった。

 基準に「しない」と回答したのは119人。50代女性は「認証店と非認証店に差を感じない」、40代女性が「非認証店でも対策できている」とした。60代男性は「地方に認証店がない」と地域差を指摘。「客である自分自身が対策する」「感染状況が落ち着いている」との声もあった。

 「他の基準で選ぶ」としたのは46人。自分で判断するとした人が多かった。「混雑していないところ」(50代男性)「店の姿勢、取り組みの熱心さ」(60代男性)、「行きつけの店」(50代女性)などだった。

 飲食店への必要な支援策を問うと、各種申請手続きの簡素・迅速化を求める意見が目立った。「利用することで支援につながる」とは60代男性。飲食以外の幅広い他業種への支援拡充を求める声も寄せられた。

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