鹿児島市のパートナーシップ宣誓書受領証などを持ち笑顔を見せる同制度第1号のカップル
性的少数者カップルを公的に認める「パートナーシップ宣誓制度」の受け付けが4日、鹿児島市で始まった。同市在住のバイセクシャル女性カップルが同日午前、市役所を訪れ、宣誓書に名前を記入した。
指宿市にも同様の制度はあるが、制度の利用者は県内で初めて。職員が祝福の言葉とともに宣誓書受領証と受領カードを交付した。
宣誓したのは、いずれも会社員で23歳と27歳の女性。2人は「本当に好きな人をパートナーとして認められてうれしい」と喜んだ。
【同性パートナーシップ制度】自治体がLGBTなど性的少数者のカップルを婚姻に相当する関係と公認し、証明書を発行する制度。2015年に東京都渋谷区と世田谷区が国内で初導入し、全国に拡大している。公立病院でパートナーの病状の説明を受けられるなど各自治体が定めた行政サービスが利用できるほか、携帯電話の家族割引といった民間のサービスが適用されることも。事実婚の異性カップルが制度を利用できる自治体もある。名称は「パートナーシップ宣誓制度」が多い。