公用車として導入した燃料電池自動車=鹿児島県庁
鹿児島県は公用車として、水素で走り「究極のエコカー」とされる燃料電池自動車(FCV)を初めて導入し、県庁で6日お披露目した。水素エネルギーへの理解やFCVの普及促進につなげるのが狙い。九州では4県目で、県内では鹿児島市が導入済み。
トヨタの「MIRAI(ミライ)」で5人乗り。車体は南国と水素をイメージし、青を基調にした。通常は職員が使用、イベントの際は展示して県民に触れてもらう。メンテナンスなどを考慮しリース契約で5年間、573万5000円。
塩田康一知事は式で「二酸化炭素を排出せず地球環境に優しい。普及促進を進め、水素社会の実現を目指す」と述べた。“走る広告塔”が、脱炭素の未来に向けた機運づくりにスイスイ加速中。