海岸のごみ拾いをする参加者=南さつま市加世田高橋
南さつま市シルバー人材センターの会員約120人が市内の海岸でボランティア清掃をした。高度成長期に現役で働いていた世代で、大量消費により大量のごみを廃棄した当時を反省。「環境問題に責任を持とう」と取り組んだ。
14日朝、加世田、金峰、笠沙、大浦、坊津各地区に分かれて活動。加世田の吹上浜では約2キロにわたって漂着ごみを拾い集めた。波打ち際まで歩いて目を凝らし、砂に埋まったプラスチックの小片も丹念に掘り上げた。
久保薗秀徳理事長(73)は「現職の頃はごみの分別など無縁だったが、海洋プラは生態系への影響もあり無関心ではいけない。みんな意識が高く助かる」と話した。