肥薩おれんじ鉄道のミニトレインに見入る株主ら=29日、熊本県八代市
第三セクター肥薩おれんじ鉄道(熊本県八代市)が運行する車両「HSOR-100A形」を模したミニトレインが29日、同社株主総会でお目見えした。長さ約2メートルと実物の10分の1程度ながら、あまりの精巧さに株主らは驚いていた。
白を基調に、沿線のミカン畑のオレンジ、海の青と豊かな緑を象徴したラインは実物そのもの。見た目に加え、警笛やドアの開閉音も本物と同じ音源を使用するこだわりで「鉄道ファンも満足の出来」と担当者。
ミニトレインは今後、熊本や鹿児島などの各種イベントに貸し出す。古森美津代社長は「ミニトレインを通して“本物”にも乗りに来てくれればうれしい」と、新たなファンを運んでくる活躍に期待した。