「鹿児島のヒーローが世界中を笑顔にしたい」と張り切るエクス(後列中央)ら=鹿児島市のイオンモール鹿児島
鹿児島発のヒーロー「光神戦士エクス」が県内企業と協力し、世界中の子どもを笑顔にするプロジェクト「スッゲー・トゥ・ザ・ワールド」を始める。鹿児島市東開町のイオンモール鹿児島で記者会見があり、第1弾としてブータンに歯ブラシ1000本を届けると発表した。
楽しいという感情から生まれたヒーロー「エクス」はイベント会社代表の下唐湊洋輔さん(36)が鹿児島から全国へ飛躍するヒーローにしようと2016年に創設。全国各地でアクションショーなどを披露する。
「ヒーローのいない海外でも子どもたちの笑顔が見たい」とプロジェクトを発案し支援者を募集。ユーミーコーポレーション(鹿児島市)や国分ハウジング(霧島市)など7社が応じた。国際協力機構(JICA)海外協力隊員でいちき串木野市出身の出水祥子さん(65)が活動するブータンでは歯磨き指導が行き届いていないと知り、歯ブラシ寄贈を決めた。3日あった会見では、協力企業の代表がJICA九州の担当者に歯ブラシを手渡した。
今後は現地とオンラインで結び、ヒーローショーや歯磨き教室を開く予定。エクスは「鹿児島がワンチームになり、世界中が笑顔になれる企画にしたい」と話した。