規格外の魚などをふんだんに使った「海鮮タワー丼」=志布志市のレストラン駄繰里
鹿児島県志布志市志布志町夏井の国民宿舎ボルベリアダグリの「レストラン駄繰里(だぐり)」が9月に提供を始めた「海鮮タワー丼」が話題を呼んでいる。県内産の規格外の魚も使い、フードロスや持続可能な開発目標(SDGs)に配慮している。
4月に国民宿舎の指定管理者が代わり、総支配人となった皆川英久さん(58)=北海道出身=が新たな名物を作ろうと考案。都城市などの客から志布志の海鮮を求める声が多いため、小樽の海鮮丼の盛り付けを参考に、これまであったメニューを進化させた。
志布志湾や鹿児島湾のカンパチ、ブリ、タイ、マグロを中心に、内之浦産の新鮮な規格外の魚を仕入れて調理。てっぺんに反り返る巨大エビが存在感を放つ。
皆川さんは「志布志の海から飛び出した新鮮な魚が丼に集まるイメージで作った。ダグリでおいしい海鮮丼を食べて楽しく過ごせると発信したい」と語る。
平日限定1日10食。入浴券(1カ月有効)付き2000円。国民宿舎ボルベリアダグリ=099(472)1478。