地元漁師らの捜索によって引き揚げられた漂流物=屋久島町安房の安房港
鹿児島県屋久島沖に米軍横田基地(東京都)所属のCV22輸送機オスプレイの墜落から一夜明けた30日、地元漁師の捜索活動で多数の漂流物が見つかり、屋久島町安房の安房港に引き揚げられた。
オスプレイ特有のブレード(羽)やドア、金属製のいすとみられる機体の残骸が30点以上見つかった。いずれも強い力によって引き裂かれたり、ひしゃげたりして原形をとどめていない。一つ一つが衝撃の大きさを物語っていた。
スポーツシューズやバッグもあった。リュックサックのポケットからは、USBケーブル、テーピング、ペンなどが確認できた。どれも搭乗員の私物だったのだろう。漁師たちは、やるせない思いをにじませながら、丁寧に陸揚げした。