フードロス削減目指す新商品、規格外野菜や果物活用 若潮酒造「f spirits」シリーズ発売

2024/07/21 08:30
ピーマンやユズなど大隅半島産の規格外野菜・果物を使った「f spirits」シリーズ
ピーマンやユズなど大隅半島産の規格外野菜・果物を使った「f spirits」シリーズ
 志布志市の若潮酒造は、大隅半島の規格外野菜・果物を使った新商品の酒「f spirits」シリーズを開発し、応援購入サイト「Makuake」で先行発売している。持続可能な開発目標(SDGs)に向けた取り組みで、同社は「生産者の協力のおかげ。大隅の食材の魅力を身近に感じてほしい」としている。

 「f」はフレンドシップ、フードロスの意味。新型コロナウイルス禍で飲食店への出荷が減った地元農家と、農作物の活用を探る中で企画が始動。第1弾として「いちご&カルダモン」「きゅうり&ラベンダー」を2022年発売していた。

 新商品は「ピーマン&オレンジピール」「青ゆず&ホワイトペッパー」「パッションフルーツ&バジル」「ニンジン&スターアニス」の4種類。1年がかりでそれぞれの香りや味が引き立つように開発してきた。下平悦司営業部課長は「強炭酸やトニックウオーターで割るのがおすすめ。今後新たな楽しみ方の発信もしていければ」と話す。

 各500ミリリットル。アルコール度数37%。先行発売は31日まで。1本2200円、送料1000円。10~30%引きがある。一般発売は10月1日から。

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