鹿児島地方気象台は6日、鹿児島県内の8月の平均気温が平年より1.7度高い30.5度となり、統計開始の1883(明治16)年以降で最高だったと明らかにした。今後1カ月程度は30度以上の真夏日になる所が多い見込み。
九州南部は7月上旬から高温の状態が継続している。気象台は記録的な気温の要因について、同17日の梅雨明け後は太平洋高気圧に覆われ、晴れの日が多かったことを挙げている。
同8日~9月5日の平均気温は鹿児島市で30.0度(平年28.5度)。最高気温が35度以上の猛暑日は今年、これまでに計39日間で最多日数を更新中。奄美を除く県内の平均気温は阿久根28.2度(同27.1度)、枕崎28.9度(同27.5度)、屋久島28.6度(同27.3度)、種子島29.1度(同27.9度)だった。
今後の暑さについて、気象台は「熱中症対策などの体調管理に十分注意してほしい」と改めて呼びかけている。