下鶴隆央氏
鹿児島市の下鶴隆央市長(44)は9日、11月17日告示、24日投開票の市長選に、2期目を目指して立候補すると正式に表明した。市議会の代表質問で「引き続き市政のかじ取りを担い、全力を尽くしたい」と答えた。無所属で出馬し、県内各政党に推薦願を出す考え。立候補を明らかにしたのは下鶴氏が初めて。
本会議終了後、報道陣の取材に応じ「1期目の前半は新型コロナウイルス対応と社会経済活動の両立に注力した。急速な人口減少時代を乗り越えるためICT(情報通信技術)の活用を進め、持続可能な『選ばれる街』にしていく」と述べた。待機児童ゼロ実現や、公共施設オンライン予約導入などを実績に挙げた。
下鶴氏は鹿児島市出身。東京大学を卒業後、コンサルティング会社勤務、県議会議員を経て、2020年の前回市長選で市役所OBらを破り初当選した。
市長選は、市民団体「市民の市政をつくる会」が擁立を模索している。