肝属秋季畜産共進会でトロフィーを受け取る鹿屋農高生=10日、鹿屋市の肝属中央家畜市場
鹿児島県鹿屋市の肝属中央家畜市場で10日、肝属秋季畜産共進会があり、鹿屋農業高校(同市)が出品した「あおい」号がグランドチャンピオンに輝いた。JA鹿児島きもつきによると、同共進会での同校勢の最高賞受賞は初めて。
鹿屋、垂水、東串良、肝付、錦江、南大隅の2市4町から71頭が出品され、3部門で競った。あおい号は月齢15カ月で、若雌1区で1席になった。
同校鹿児島黒牛研究部が、昼や放課後、休日を使って餌やりや出品に向けた調教などに取り組んできた。ほかに選ばれた11頭とともに県共進会へ出品する。
引き手を務めた3年の山口蒼真さんによると、あおい号の強みは体つきがすっきりとしていて、毛並みも良いところという。「審査中も落ち着いていて、人間の方が緊張していた。今回指摘された点を改善し、県共進会でも1席を目指したい」と話した。
各部の上位者は次の通り(敬称略)。
若雌1区 (2)大久保浩人(鹿屋市)(3)永山克之(同)▽若雌2区 (1)本村いづみ(同)(2)山下のり子(同)(3)西元裕樹(錦江町)▽成雌区 (1)中野和徳(同)(2)稲隈哲夫(東串良町)(3)原口裕幸(鹿屋市)▽団体賞 JA鹿児島きもつき高山支所