赤ちゃんの睡眠についてアドバイスする松木繁美さん=20日、鹿児島市の「なかまっち」
鹿児島市東部親子つどいの広場「なかまっち」(同市中町)で20日、赤ちゃんの睡眠についての講座があった。乳幼児を連れて参加した保護者らは、寝るときに部屋を暗くすることの大切さや、夜泣きへの対応のこつを学んだ。
講師は睡眠に関するアドバイザーとして活動する松木繁美さん(62)=姶良市。必要な睡眠時間に個人差があることや、睡眠を調整するホルモンのメラトニンは光の刺激が少ないほど分泌され、部屋を暗くする方が良い眠りになることなどを紹介した。
赤ちゃんの夜泣きは、夢を見ているレム睡眠の状態で起こることもあるという。松木さんは、安全を確認した上で2〜3分間は様子見し、おなかに手を置くなど最小限の対応にして「自分で泣きやみ、眠る力をつけさせてほしい」と助言した。
生後8カ月の彩陽(あさひ)ちゃんを抱いて受講した鹿児島市小川町の大塚かよこさん(28)は「うまく寝かせるポイントがよく分かった。親に無理がない範囲でいいとアドバイスをもらい、気持ちが楽になった」と話した。