情報収集衛星・レーダー8号機を分離 H2Aロケット 43機連続成功 種子島宇宙センター

2024/09/26 14:50
情報収集衛星を搭載し上昇するH2Aロケット49号機=26日午後2時24分、南種子町の種子島宇宙センター
情報収集衛星を搭載し上昇するH2Aロケット49号機=26日午後2時24分、南種子町の種子島宇宙センター
 三菱重工業は26日午後2時24分過ぎ、H2Aロケット49号機を鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げた。ロケットは上昇を続け、搭載していた政府の情報収集衛星「レーダー8号機」を予定軌道で分離。打ち上げは2005年の7号機から43機連続で成功した。

 H2Aの運用は本年度中に予定されている50号機で最後となり、後は7月に3号機の打ち上げに成功した新型ロケットH3が引き継ぐ。

 レーダー8号機は、電波を使って夜間や悪天候でも地表を観測できる事実上の偵察衛星。政府は03年から情報収集衛星を運用しており、8号機は6号機の後継機となる。今回の打ち上げは現在の4機体制を維持するのが狙い。

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