JR九州バスが復刻させる国鉄バスのデザイン車両(同社提供)
JR九州バスは、鹿児島市とさつま町を結ぶ北薩線(鹿児島-宮之城・郡山)が今年、開業77周年の“喜寿”を迎えた記念として、国鉄バスのデザインを復刻させた新型車両1台を同路線に導入する。国鉄バスの復刻は同社では初めて。12日から運行を始める。
復刻する国鉄バスは、特徴的だった青と白で塗装。実際に使っていた「動輪」「つばめ」といった国鉄のシンボルマークも移設し、車両前面や側面にあしらう。座席も当時の青色に統一する一方で、充電できるUSBポートを設けるなど利便性を高めた。
12日は出発前、一般向け撮影会を開く。同社鹿児島支店(鹿児島市柳町)内で午前10~11時半。記念切符(1枚1500円、限定500枚)も発売する。
永里克志支店長は「昔ながらの懐かしさと、新型車両の快適さを兼ね備えている。少しでもバスへの親しみや関心を高めてもらえればうれしい」と話した。