約1500人が参列した徳田虎雄さんのお別れの会=23日、東京都港区
7月に86歳で死去した医療法人「徳洲会」創設者で元衆院議員の徳田虎雄さん=鹿児島県徳之島町出身=のお別れ会が23日、東京都内のホテルであった。徳洲会が主催し、政界や医療界の関係者約1500人が参列。「生命だけは平等だ」と医療改革に取り組んだ故人をしのび、冥福を祈った。
大阪大学時代の同級生、塚本玲三・茅ケ崎徳洲会病院名誉院長は「君のすさまじい努力で日本の救急医療を中心とした臨床医療はレベルアップし、世界でも誇れるようになった」と感謝。亀井静香・元衆院議員は「自分のことはさておいて人のために尽くした虎さん。仲が良かった石原慎太郎と一緒に遊んでてくれよ」と遺影に語りかけた。
会場には「身も心も救う病院を世界中に」「弱きを助け悪しきをくじく」などの言葉がびっしり書き込まれた徳田さんの手帳を展示。式典後は一般参列者も受け入れた。
徳洲会は28日に大阪でもお別れの会を開く。11月12日に徳之島でしのぶ会を予定している。