鹿児島県、セクハラ職員を懲戒処分 性別や具体的内容は「被害者のプライバシー」理由に公表せず

2024/10/23 20:40
 鹿児島県は23日、県職員2人を今月、懲戒処分したと発表した。同僚にセクハラを行った30代一般職員を停職1カ月、業務中に接触事故を起こし警察に報告しなかった60代係長級職員を戒告とした。処分日や性別、具体的なセクハラ内容は「被害者のプライバシー」を理由に公表していない。

 人事課によると、出先機関に勤める30代職員は8月上旬、職場外で同僚に複数回セクハラをした。被害者が所属長に相談して発覚。職員は「深く反省している」と話しているという。

 本庁勤務の60代職員は2023年11月上旬、勤務中に鹿児島市内で自家用車を運転した際、前の車と接触。相手方のバンパーに軽い傷が生じたが、警察に連絡しなかった。2万円の罰金刑を受けた。

 24年度の県職員の懲戒処分は3件(知事部局2件、各種委員会1件)。又木寿文人事課長は「このようなことが二度と発生しないよう、あらゆる機会を通じて職員に自覚を促し、指導を徹底する」と話した。

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