演説する野田佳彦代表=23日、薩摩川内市
立憲民主党の野田佳彦代表は23日、鹿児島市と薩摩川内市を訪れ、「十数年に1回来るか来ないかというチャンス。接戦の小選挙区が鍵を握る」と政権交代を訴えた。
公立高校の授業料無償化や子ども手当といった民主党政権時代に進めた政策を挙げ「税金の使い方を変えるのが政権交代の醍醐味(だいごみ)」と指摘。「特定の階級だけが恩恵を受けると癒着や腐敗が生まれ国が滅びる」と断じた。
石破茂首相が「悪夢の民主党政権」という安倍晋三元首相が使っていた言葉で野党を批判した点は、「石破さんは、過去の政権を批判して自分の正当性を認めさせるのはやめるべきと言っていた。すぐ忘れるのは困ったことだ」と語気を強めた。衆院選の応援で訪れた。