26年春、都城にオープン 霧島酒造とスタバの初コラボ施設 手掛けるのは建築家・隈研吾さん

2024/10/25 08:30
天井などに「さらし竹」を使ったコラボ施設の内観イメージ(©隈研吾建築都市設計事務所)
天井などに「さらし竹」を使ったコラボ施設の内観イメージ(©隈研吾建築都市設計事務所)
 都城市下川東4丁目の国道10号沿いに2026年春、初のコラボレーション施設を開業する霧島酒造(都城市)とスターバックスコーヒージャパン(東京都)は24日、同市で合同建設発表会を開き、施設建築を建築家の隈研吾氏が手掛けることを発表した。

 コラボ施設は、霧島酒造本社工場の北側で、沖水川に面した鉄筋1階建て延べ床面積703平方メートル。天井全面やカウンターの一部には真竹を油抜きして乾燥させた「さらし竹」、壁面にはコーヒー豆かすや南九州の代表的土壌であるシラスを混ぜ込んだ内装ボードを採用するなど、都城の豊かな自然の恵みを感じられる開放的な空間を目指す。

 上から見るとサツマイモの形をした施設の象徴ともいえるガラス張りの植物園(面積166平方メートル)では、約80種類の亜熱帯植物を楽しめる。

 両社のコラボは、17年にスタバが社内研修で霧島酒造を訪問したのがきっかけ。施設では、焼酎かすやコーヒー豆かすを活用した堆肥づくりワークショップなど、循環型社会実現へ向けたさまざまな活動を展開するという。

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