5月29日、就任会見で抱負を語る鹿児島ユナイテッドFCの浅野哲也新監督=鹿児島市
鹿児島ユナイテッドFC(鹿児島U)は11日、契約満了に伴い、浅野哲也監督(57)、MF五領淳樹(34)と来季の契約を結ばないと発表した。浅野監督は8年ぶりに指揮し、五領はクラブ最長の10季在籍した。監督の後任は決まり次第発表するとしている。
浅野監督は、成績不振による大島康明前監督の解任に伴い、5月に就任。「いい守備からいい攻撃」を掲げ、守備の立て直しを図ったが、通算成績7勝9分け22敗の19位で目標だったJ2残留を果たせなかった。
浅野監督は「半年という短い間だったが、再び大好きな鹿児島で過ごせた時間を忘れない。鹿児島Uの飛躍を祈る」とコメントした。
霧島市出身の五領は、神村学園高、宮崎産業経営大を経てJ2熊本に入団。2015年に当時日本フットボールリーグ(JFL)だった鹿児島Uへ加入した。
J2で88試合6得点、J3で163試合17得点の成績を残し、このうち214試合は鹿児島Uで出場。今季は16試合に出た。
五領は「満了を告げられ、プレーさせてもらえるところがあるならとことんやりたい気持ちになった。支えてくれた全ての人に感謝し、どんな道でも自分らしく楽しみたい」とメッセージを出した。
鹿児島Uは同日、GK大野哲煥(31)の契約満了も発表した。