都城志布志道路 来年3月23日全線開通 都城から志布志港直通で大幅時短に

2024/11/29 10:00
〈資料写真〉都城志布志道路の乙房IC(仮称)の工事現場(2020年)
〈資料写真〉都城志布志道路の乙房IC(仮称)の工事現場(2020年)
 鹿児島県は28日、地域高規格道路「都城志布志道路」(全長44キロ)が2025年3月23日に全線開通すると発表した。未開通2区間のうち志布志市の志布志インターチェンジ(IC)-志布志港(3.2キロ)が同日、都城市の都城IC-乙房〔おとぼう〕IC(5.7キロ)は同2月15日に開通。宮崎自動車道と志布志港が直通利用できるようになり、現在52分かかる所要時間は30分台に大幅短縮する。

 県道路建設課によると、志布志市側の延伸部分のうち志布志ICから1.2キロは自動車専用道路。残りの大部分は現在の道路を4車線化する。志布志港経由の物流活性化や急病人搬送時間の短縮、南海トラフ地震など災害時の支援ルート強化につながるとしている。

 国土交通省宮崎河川国道事務所によると、都城IC-乙房ICには、国道10号との結節点に高木IC、国道221号との結節点におきみずICを設ける。

 都城、曽於、志布志の3市で構成する都城志布志道路建設促進協議会長を務める池田宜永都城市長は「計画路線指定から30年。官民一体の熱意が届いた。尽力いただいた関係者に心から感謝する」とコメントした。

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