南日本新聞社賞の賞状を受け取る吉村英彦さん=29日、鹿児島市の南日本新聞会館(佐伯直樹撮影)
第79回南日本美術展(南日本新聞社主催、浜田酒造特別協賛)の表彰式が29日、鹿児島市の南日本新聞会館であった。最高賞の南日本新聞社賞に選ばれた同市の吉村英彦さん(59)ら23人に賞状や記念品が贈られた。
桜島を色鮮やかに捉えた新たな表現を評価された吉村さんは「偉大さや優しさといった、自分が持つ桜島のイメージすべてを作品に注いだ。受賞を糧として納得いく作品作りをしたい」と決意を語った。
審査委員の西健吉さん=二科会常務理事=は「親しみやすく、日頃の生活の中で感じたことを題材にした多様な作品があり見応えがあった」と講評した。
南日本美術展は12月1日まで、黎明館と鹿児島市立美術館で開催中。一般900円、高校生以下無料。