【ランニング桜島】「一生分の運を使ったかも…」レース後の抽選会で旅行券を当てる人も! 記録更新、完走、それぞれの目標に向け3100人が溶岩路を駆け抜けた

2024/12/01 21:30
一斉にスタートするハーフマラソンの参加者=1日、鹿児島市桜島横山町
一斉にスタートするハーフマラソンの参加者=1日、鹿児島市桜島横山町
 第44回ランニング桜島(鹿児島市、南日本新聞社など主催、NTT西日本特別協賛)は1日、鹿児島市の桜島溶岩ランニングコースであった。ハーフマラソンと10キロ走に計約3100人が出場。記録更新や完走などそれぞれの目標に向かって、小春日和の溶岩路を力強く駆け抜けた。

 初出場の会社員、山下裕美子さん(53)=鹿児島市和田2丁目=は、ランニングサークルの約30人と出場。目標の10キロ1時間切りを達成し「心強い仲間がいたので走り切れた。タイムもクリアできてうれしい」と満面の笑みだった。



 ゴール地点では、地元住民が特産・桜島小みかんのジュースを振る舞った。走り終えたランナーたちは一気に飲み干し、「おいしい」とうなった。

 近くのさくらじま旬彩館で製造した小みかんジュースを桜洲校区コミュニティ協議会のメンバーが紙コップに注いで手渡した。鹿屋市串良の自営業有留周作さん(40)は「疲れが吹き飛ぶ」。鹿児島市城西1丁目の保育士浦村かよさん(48)は「体にしみ渡る甘さ。スタッフの笑顔にも癒やされた」と話した。

 桜島フェリーで営業する「味の長老やぶ金」のミニうどんコーナーには長い列ができた。仕出し弁当製造・明和食品(同市)のオリジナル弁当も参加者に配られ、ランナーたちが堪能していた。

■人生初レースで旅行券当てる
 レース終了後に抽選会があり、鹿屋市札元1丁目の病院職員橋口大耶さん(28)が30万円分の旅行券(NTT西日本提供)を引き当てた。「まさか当たるとは。一生分の運を使ったかも」と喜んだ。

 橋口さんは体力づくりのため5月からランニングを始めた。現在は近くのグラウンドで週2回計8キロを走っている。初心者が参加しやすい10キロの部があり、自宅から会場が近い「ランニング桜島」を人生初レースに選んだ。

 表彰式でNTT西日本の瓜生昌史鹿児島支店長(48)から目録を受け取り、「大きな景品が当たるのは初めて。使い道はじっくり考えたい」と笑顔を見せた。

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