漬物用として寒風吹くやぐらに干される大根=6日、南九州市知覧町塩屋
7日は二十四節気の「大雪」。平野部でも雪が降り、寒さが本格化する頃とされる。竹やぐらがあちこちに組まれた鹿児島県南九州市知覧町塩屋では6日、漬物用の大根干しをする姿が見られた。
前原豊秋さん(74)の畑では、水洗いした大根を高さ約6メートル、長さ約100メートルのやぐらに干した。従業員2人の手際のよい作業で、みるみるうちに“大根のカーテン”ができあがった。
前原さんは「今年は厳しい暑さが続き、大根の生育があまりよくなかった」と話す。7~10日ほど干して加工業者に納品する。作業は来年1月いっぱい続くという。
鹿児島地方気象台によると、7日は高気圧に覆われて晴れるが、気圧の谷や寒気の影響により雨が降る所がある見込み。