色鮮やか、甘み凝縮…「屋久島ぽんかん」出荷始まる〈動画あり〉

2024/12/11 11:00
ポンカンを手作業で箱詰めする選果場の職員ら=10日、屋久島町安房
ポンカンを手作業で箱詰めする選果場の職員ら=10日、屋久島町安房
 冬の贈答品として親しまれている「屋久島ぽんかん」の出荷が本格化した。収穫して2、3日置くと、だいだい色が鮮やかに発色し、甘みも強まる。鹿児島県屋久島町安房の選果場では9日、期間アルバイトらが手作業で丁寧に箱詰めしていった。

 例年の生産量は300~400トン。8月の台風10号の影響で今季は10~15%ほど落ちる見込みだ。ただ、JA種子屋久屋久島支所は「凝縮された甘みは健在で味は安定している」とする。

 県本土と直通の「フェリー屋久島2」が欠航して2カ月余り。種子島経由のフェリーに載せ替えて対応している。来年2月にはタンカンやジャガイモの出荷を控える。基幹産業維持のため、町や農家らは国、県の支援を求めている。

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