ラッパ飲みをしているように見える「一升瓶メガホン」
競技場でラッパ飲み? いえいえ選手にエールを送ってます-。ゲームセンターなどを運営する鹿児島市の大見商事が、県内酒造メーカーの製品を模した「一升瓶メガホン」を開発した。「三岳」「愛子」の2銘柄で4色展開。12月から同社運営のゲームセンター30店舗で景品として並んでいる。
高さ39.5センチ、底面直径10.5センチと、一升瓶と同じサイズ。素材は一般的なメガホンと同じポリプロピレンで、実際の焼酎に使われるラベルを貼って再現した。今後、酒造メーカーに販売し直売所で販促素材などとして使ってもらうほか、別銘柄の追加も検討している。
同社は地元酒造メーカーを応援しようと、これまでも「一升瓶抱き枕」などを商品化してきた。仲宗根剛社長(52)は「若者のアルコール離れやサツマイモ基腐(もとぐされ)病で焼酎業界は苦しいと聞く。交流サイト(SNS)などで広めて、業界を盛り上げてほしい」と呼びかけた。