鹿児島中央署は27日、出産したばかりの女児に暴行を加え殺害したとして、殺人の疑いで逮捕したインドネシア国籍の技能実習生の女(19)=鹿児島市=を鹿児島地検に送検した。
送検容疑は20日午前11時半ごろ、介護職員として勤務する同市のグループホーム2階の女子トイレで、女児を出産後、何らかの暴行を加え殺害した疑い。
同署によると、「赤ちゃんを産んだことは間違いないが、その後の記憶はない」と否認している。トイレの個室でうずくまっている女を同僚が発見し、別の職員が119番した。
女児は建物そばの屋外のコンクリート上に倒れていた。搬送時は意識があったが22日に死亡した。死因は頭部外傷による脳障害と多臓器不全。女は技能実習生として来日した8月までに妊娠していたとみられる。