川内駅近くで脱線した車両=12日、薩摩川内市
JR九州は30日、鹿児島県薩摩川内市の川内駅構内での貨物列車の脱線事故により運休が続いている鹿児島線川内-隈之城の運転を、31日の上りは隈之城を午後4時10分発、下りは川内を同4時48分発から再開すると発表した。
事故から20日目の再開となる。31日は肥薩おれんじ鉄道の乗り入れる午後4時16分と同5時22分の隈之城発、同4時52分川内発の合計3本は運休する。同鉄道の乗り入れは翌1月1日から再開する。
九州新幹線の川内-鹿児島中央の振り替え輸送と、運休区間の代替バスは31日で終える。
貨物列車は12両編成。12日午前3時ごろ、先頭の機関車と続く貨車2両が脱線した。けが人はいなかった。運輸安全委員会が原因を調べている。