記者会見に臨む森山裕幹事長=7日、東京・永田町の自民党本部
自民党の森山裕幹事長は7日の会見で、今夏の参院選の勝敗ラインについて問われ「(与党で)過半数を死守すること。政治の安定こそが最も大事だと理解してもらう選挙にしなければいけない」と述べた。非改選と合わせ与党で過半数を目指すとともに、改選議席の過半数確保の重要性も指摘した。
石破茂首相が衆参同日選の可能性に言及したことに対し「衆院は常在戦場。国民に信を問わなければならない事態が出てきたら結果として同日選になるだろうが、衆参同日選を先に決めて、というのはあり得ない話」と強調した。
会見に先立ち開かれた党本部の新年仕事始め式では、参院選や多くの地方選挙があることを念頭に「選挙にどう勝ち抜くか、原点に立ち返り考えてみよう。70年という歴史を重ねた国民政党なのだから必ず勝利できる道がある」と訴えた。