自民・森山幹事長、三反園氏の入党を認めた理由は「一人でも多くの自民党国会議員が必要」と説明。三反園氏は10日に入党申込書を提出「感謝の気持ち」

2025/01/11 06:00
〈資料写真〉衆院選を振り返る森山裕氏=2024年10月28日、東京・永田町
〈資料写真〉衆院選を振り返る森山裕氏=2024年10月28日、東京・永田町
 自民党は10日、元鹿児島県知事の三反園訓衆院議員(66)=鹿児島2区=を入党させると決めた。今後、党県連で入党手続きし、承認され次第、正式決定する。県連会長も務める森山裕幹事長=衆院鹿児島4区=は「入党が次の選挙の公認を意味するものではない」とした上で、来週中に空席の2区支部長について党として一定の方向性を出し、県連に諮る考えを示した。

 三反園氏は同日、入党申込書を提出し、森山氏と面会。森山氏から「参院選の応援に力を尽くしてほしい」などと声をかけられたという。鹿児島空港で報道陣の取材に応じた三反園氏は、「ずっとお願いしてきたので感謝の気持ちでいっぱい。政権与党の一員として一生懸命仕事をしてきたい」と述べた。

 森山氏は入党を認めた理由を「自民会派に所属し、政治行動を共にしてきた。自民党は今、一人でも多くの国会議員が必要な時期だ」と説明した。同日は広瀬建衆院議員(50)=大分2区=の入党も決めた。

 三反園氏は2期目。2021年と24年の衆院選で鹿児島2区から無所属で立候補し、いずれも自民公認候補を破った。23年2月から衆院会派「自民党・無所属の会」に入り、国会採決では与党と足並みをそろえてきた。

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