サーカス会場で軽快なダンスを披露する鹿児島実業高校新体操部=11日、鹿児島市
鹿児島市で開催中の木下大サーカス鹿児島公演(南日本新聞社主催)で11日、鹿児島実業高校男子新体操部が開演前に登場した。西郷隆盛や犬のツンに扮(ふん)した高校生らはユニークな振り付けで会場を盛り上げ、市制135周年記念の公演に花を添えた。
午前と午後にあり、市のPR動画にもなっている「維新dancin’ 鹿児島市リターンズ」を計2000人の観客の前で披露した。息の合ったユーモアあふれる演技に、会場は笑いや手拍子に包まれた。
いずれも同部3年、東凰雅さんは「貴重な思い出になった」と笑顔。豊滿祐大さんは「客席で子どもたちが一緒に踊ってくれて楽しかった」と話した。
同市のよかど鹿児島では同日夕、団員の出張パフォーマンスもあった。ジャグリングと、細い支柱の上で倒立するハンドスタンディングが披露され、約500人の見物客が歓声を上げた。松陽高1年の山下くるみさんは「人間離れした動きでびっくり。次は会場で見てみたい」と話した。
公演は3月10日まで。事務局=099(201)9000。