観光列車「指宿のたまて箱」と写真に納まる来場者ら=12日、熊本県八代市のJR八代駅
鹿児島、熊本、宮崎の3県を走る五つの観光列車を一堂に集めたイベントが12日、熊本県八代市のJR八代駅であった。貴重な機会とあって、家族連れや鉄道ファンら約2000人が詰めかけ、熱心にカメラに収めた。
JR九州が取り組む南九州3県誘客キャンペーンの一環。イベントでは「指宿のたまて箱」(鹿児島中央-指宿)と「かわせみ やませみ」(熊本-阿蘇-宮地)の車両を連結させて、熊本-八代間を運行させるなど、鉄道ファンの心をくすぐる仕掛けもあった。
列車はほかに「あそぼーい!」(熊本-阿蘇-大分-別府)、「A列車で行こう」(熊本-三角)、「海幸山幸」(宮崎-南郷)も集結。熊本市の中学2年、加茂遼大さんは「熊本だけでは見られない列車が集まり圧巻だった。指宿のたまて箱に乗って帰る」と話した。
八代駅前では写真家らのトークショーや、鉄道関連の物品オークションなどもあった。