〈2025参院選鹿児島選挙区〉無所属で出馬予定の尾辻朋実氏立民入り 党県連が推薦決定「保守票も勝ち取れる。公認並みに応援」

2025/01/14 06:00
尾辻朋実氏の推薦を決め、会見する柳誠子代表(左)と川内博史選挙対策委員長=13日、鹿児島市真砂町の立憲民主党県連
尾辻朋実氏の推薦を決め、会見する柳誠子代表(左)と川内博史選挙対策委員長=13日、鹿児島市真砂町の立憲民主党県連
 立憲民主党鹿児島県連は13日、鹿児島市で常任幹事会を開き、夏の参院選鹿児島選挙区(改選数1)に無所属で立候補する意向の参院議員秘書、尾辻朋実氏(43)を推薦すると決めた。柳誠子代表は会終了後に会見し「反戦平和の政策が一致し、保守票も勝ち取っていける候補予定者。公認並みに応援していく」と述べた。党本部へ同日申請し、14日に認められる見込み。

 尾辻氏は11日付で立民に入党した。柳代表は全会一致で推薦を決めたと説明。党公認としなかったことについて「全県下の選挙で、無党派層や保守票もいただかないと勝てない。無所属の方が支持を得られる」と述べた。

 尾辻氏は、今期限りでの引退を表明した自民党の尾辻秀久参院議員(84)の秘書で三女。自民県連が昨年公募した参院選鹿児島選挙区の公認候補予定者に手を挙げたが、選考に漏れた。

 会見に同席した川内博史選対委員長は「秀久氏は野党の信頼も厚い。その意志をつなぐ朋実氏は私たちと目指す方向が同じだと確信できる」と強調した。

 今後、連合を中心に国民民主党、社民党、県議会会派の県民連合とつくる「5者会議」で協力を要請する。

 鹿児島選挙区では、自民が元参院議員の園田修光氏(67)を公認候補に決定。国民や共産党にも擁立の動きがある。

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