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2024年12月、出産したばかりの女児に暴行を加え殺害したとして、鹿児島地検は15日、殺人の疑いで、インドネシア国籍の女(19)=鹿児島市=を鹿児島家裁に送致した。今後、原則として検察官送致(逆送)され、起訴されれば成人と同様に刑事裁判を受ける。地検は認否と、家裁送致の際に意見を付けたかを明らかにしていない。家裁は同日、28日までの観護措置を決定した。
県警によると、女は24年12月20日午前11時半ごろ、介護職員として勤務する鹿児島市のグループホーム2階のトイレで女児を出産後、何らかの暴行を加え殺害した疑いが持たれている。
女児の死因は頭部外傷による脳障害と多臓器不全。女は技能実習生として同8月に来日した。逮捕時「赤ちゃんを産んだことは間違いないが、その後の記憶はない」と否認しており、その後の取り調べで「出産直前まで妊娠していたことに気づかなかった」という趣旨の供述をしている。