「日本人の誇り」…イチロー米野球殿堂入りに、バッティングセンターで数々のホームラン記録を作った「鹿児島のイチロー」は、がんと闘いながら今もバットを振る…

2025/01/23 07:00
バッティングセンターで数々のホームラン記録を作り「鹿児島のイチロー」と呼ばれる満山一朗さん=鹿児島市南栄1丁目のメテオスーパードーム、2019年6月12日撮影
バッティングセンターで数々のホームラン記録を作り「鹿児島のイチロー」と呼ばれる満山一朗さん=鹿児島市南栄1丁目のメテオスーパードーム、2019年6月12日撮影
 米大リーグで活躍したイチローさん(51)が米国野球殿堂入りした22日、ゆかりの鹿児島県関係者は「殿堂入りは想像もつかないすごさ」「多くの人に影響を与えた人」と偉業をたたえた。

 「偉大すぎて実感が湧かなかった」。昨年9月に高校野球女子選抜の一員としてプレーした神村学園高等部3年の國藤亜樹さん(18)はイチローさんと対戦し頭が真っ白になるほど興奮した。

 一打席目は投手を務めたスーパースターの直球に空振り三振。二打席目でヒットを打った。試合後にメッセージをもらい「自分を認めることも大事という言葉が心に残り、今も大切にしている。努力を続けたい」と話した。

 鹿屋中央高野球部監督の山本信也さん(51)は、鹿児島商高の選手だった1991年の南日本招待高校野球で愛工大名電のイチロー選手と対戦した経験がある。「殿堂入りは、自分自身に厳しくストイックだからこその結果だと思う。子どもたちに与える影響は大きい」と話した。

 バッティングセンターで数々のホームラン記録を作り「鹿児島のイチロー」と呼ばれる鹿児島市喜入町の満山一朗さん(85)は前立腺がんなどと闘いながら今もバットを握る。

 「イチローさんの活躍のおかげで、自分も頑張ろうと体を鍛えてきた。殿堂入りは日本人の誇り。若い人たちも目標にして頑張ってほしい」と話した。

鹿児島のニュース(最新15件) >

日間ランキング >