火災現場は急峻な崖の上…「自衛隊や島民の協力あってこそ」 硫黄島山林火災に派遣された消防チームが帰着 三島村長「鎮火まだ」

2025/01/23 20:37
硫黄島の山林火災消火のため派遣され、県本土に帰着した消防車両=23日、鹿児島市の鹿児島港本港区南ふ頭
硫黄島の山林火災消火のため派遣され、県本土に帰着した消防車両=23日、鹿児島市の鹿児島港本港区南ふ頭
 鹿児島県三島村硫黄島で19日発生した山林火災で、県本土から出動した応援消防隊が23日、フェリーみしまで鹿児島市に帰着した。火災はほぼ沈静化したが、大山辰夫村長は「まだ鎮火したとは言えない」として24日に島へ入り、状況を確認する。

 村の要請で派遣されたのは、同市消防局といちき串木野市、南さつま市、枕崎市、指宿南九州消防組合の4消防本部の計27人。10トン水槽車など8台で20日から消火活動に当たった。

 23日は大山村長が鹿児島港で隊員を出迎え、「皆さんの活躍で本当に助かった」と感謝。応援隊を指揮した鹿児島市消防局の野元眞太郎主幹(53)は「現場は急峻(きゅうしゅん)な崖上。自衛隊や島民の協力があってこその活動だった」と述べた。

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