地元からの激励品を受け取るJ1湘南の選手(右)=22日、指宿市の指宿いわさきホテル
鹿児島県の指宿市内で、スポーツ合宿の受け入れが本格化している。3月下旬にかけて、サッカー、野球、陸上、ソフトボールの4競技でプロや実業団、大学など計14チームが滞在し、トレーニングや練習試合に取り組む。
このうちサッカーJ1の柏レイソルと湘南ベルマーレは、いずれも20日にキャンプイン。指宿いわさきホテルで22日、激励式があり、市や県、商工関係者らが特産の黒牛や野菜、かつお節加工品などを贈った。
柏のMF仲間隼斗選手は「おいしいものをたくさん食べて頑張りたい。皆さんもレイソルファミリーとして一緒に戦って」。湘南のMF平岡大陽選手は「充実したキャンプで成長し、試合で活躍する姿を見せて恩返しがしたい」と意気込みを語った。
同市では今後、女子サッカーのサンフレッチェ広島レジーナや、ソフトボールのトヨタレッドテリアーズなどがキャンプ予定。野球はJR東日本東北などが訪れ「薩摩おいどんリーグ2025」の交流試合も同市で初めて開催される。
◇J2山形は霧島市で2月3日まで
サッカーJ2のモンテディオ山形は20日、春季キャンプのため霧島市に入った。選手やスタッフ総勢50人が2月3日まで、同市の福山黒酢桷志田パーク(国分運動公園)で調整する。
霧島でのキャンプは7年連続7回目。県関係では、今季鹿児島ユナイテッドから完全移籍した野嶽寛也選手=鹿児島市出身=が在籍する。昨季はJ2で4位。J1昇格をかけたプレーオフ準決勝で敗れ、昇格は果たせなかった。
ホテル京セラで歓迎セレモニーがあり、渡邉晋監督が「優勝で昇格をつかみ取り、来年はJ1チームとして霧島に戻ってこられるようにしっかりと準備をしていきたい」とあいさつ。中重真一市長らが特産の黒豚肉や関平鉱泉水などを贈った。