もうすぐ夏休みが終わり2学期が始まる。長期休業明けは、子どもの心理的負担が高まる時期とされる。鹿児島県内でも官民が相談窓口を設け、会員制交流サイト(SNS)やメール、電話や対面などで相談を受け付けている。関係者は「気軽に相談を」と呼びかけている。
鹿児島市にある「かごしま子ども・若者総合相談センター(ひきこもり地域支援センター)」は、来所や電話、メールでの相談に応じる。ホームページには、「自立支援活動促進事業団体」として居場所づくりや立ち直りをサポートする県内各地の16団体も掲載する。野間穣事務局長(61)は「1人で悩まず、自分にあった相談手段や窓口を選んでほしい」と話す。
SNSを利用する窓口は県や民間団体も設置している。一方、SNSを悪用して子どもを誘い出す例もあり、注意が必要だ。