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発売1年半で8,500万食突破。「オーマイプレミアム」乾燥パスタヒットの裏側と、冷凍パスタの新たな挑戦。徹底的な消費者起点で「おいしさ」を追求するニップンの歩み



物価高が続き、家計への意識が高まる中でも、私たちの食卓に欠かせないパスタ。実は国内のパスタ市場は成長を続けています。そしてそんなパスタ市場をけん引する存在として、ニップンが展開する「オーマイプレミアム」ブランドの存在があります。




冷凍パスタブランドとして2003年に展開した「オーマイプレミアム」ブランドは、大きくごろっとした具材、本格的なおいしさから、現在は冷凍パスタブランドNo.1*です。(※)インテージSCI 冷凍パスタ市場 2022年1月~2025年4月ブランド別累計購買金額ベース


また、同ブランドから2024年2月に誕生した乾燥パスタ「オーマイプレミアム もちっとおいしいスパゲッティ」は、発売からわずか1年半で累計8,500万食を突破するヒットを記録。いまもその勢いを伸ばすことができています。



そして2025年9月には、冷凍パスタシリーズから新商品・リニューアル品を発売し、更なるおいしさの実現とラインナップの拡充を行いました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000106413.html


なぜ今、「オーマイプレミアム」を多くの方に選んでいただいているのか。

その裏側には、消費者起点を徹底し、「おいしさ」にとことん向き合った開発背景があると考えています。今回は、ブランドをけん引する乾燥パスタと、新たな挑戦を続ける冷凍パスタの開発を担当する二人から、その舞台裏をお届けします。


「パスタなんて、どれも同じ」そんな声を覆したかった――8,500万食ヒットの裏にある、徹底的な“消費者起点”の開発秘話

「オーマイプレミアム もちっとおいしいスパゲッティ」開発担当 マーケティング本部マーケティング部企画チーム 佐藤 薫


「オーマイプレミアム」が掲げるコピーは、『「いつも」を「すごい!」にするパスタ。』。その言葉を体現し、大ヒットとなっているのが乾燥パスタ「もちっとおいしいスパゲッティ」です。


ニップンは元々、乾燥パスタでは「オーマイ」ブランドを主軸に展開していました。

業界でも古参として展開してきたブランドだったものの、シェアには課題がある状態が続き、そんな状況を打破したいという強い思いから、「オーマイプレミアム もちっとおいしいスパゲッティ」の開発が始まりました。


ターニングポイントは、コロナ禍を経てお客様のニーズを改めて調査した時のこと。開発担当のマーケティング本部マーケティング部企画チームの佐藤 薫は、その時にメーカーの“思い込み”とお客様の“本音”のギャップに気づいたと話します。


「今まで、私たちはイタリアのおいしいパスタをいかに日本でも食べられるようにするかを重視していて、『おいしいパスタといえばアルデンテ』と思っていました。しかしお客様に直接お話を伺うと、『もちっとしているパスタが好き』という声が非常に多かったのです。それと同時に何とかしたいと思ったのは、多くの方が『乾燥パスタはどれも同じ』と思われていたこと。『家で食べるパスタはこんなもの』という諦めを持たれていて、おいしさの違いを実感してもらうところまで至れていないと分かったのです」(佐藤)


消費者のおうちパスタに対するあきらめ【乾燥パスタ】

「オーマイプレミアム もちっとおいしいスパゲッティ」開発時、実施していた顧客調査


「麺を変えるだけで、いつものパスタがもっとおいしくなる乾燥パスタ」を目指し、開発はスタート。しかし、お客様が求めていた「もちっと」した食感の実現は想像以上に困難な道のりでした。


原料の配合や麺の太さを変え、試作品は約200種類にまでのぼりました。

佐藤ら開発のメンバーは、試作品のパスタを、10種類ほど並べて食べ比べる日々が続いていたといいます。

そして、開発にかけられる期間が残りわずかになったタイミングで、「これなら!」というパスタが出来たものの、お客様評価の結果は社内基準を満たせず。振り出しに戻ったのです。


「残された期間が短いなか、どうしようかと思いました。そこから再度すべての組み合わせを試し、何とか目指す『もちっと』食感のパスタに行き着けました。最初に評価していただいたものとの違いは本当に微差なのですが、そのわずかな違いが『これがいい』と選んでいただける大切な要素になるのだと実感しました」(佐藤)


こうして発売された「オーマイプレミアム もちっとおいしいスパゲッティ」。

発売後の勢いについて、佐藤は「想像以上」の反響があると話します。


「毎日のように、SNSでのコメントやお客様センターにうれしいお言葉をいただいています。印象に残っているのは、何人ものお客様からいただいた『乾燥パスタはどれも同じだと思っていたけど、これは違っていて驚きました』というお言葉。まさに私たちが変えたいと思っていた当初の想いがきちんと実ったんだと思いました」(佐藤)


こうした支持を得られた理由について、佐藤は「徹底的に消費者起点でやり切ったこと」と話します。お客様の本当のニーズに向き合ったこの挑戦は、ニップン全体に大きな転機をもたらす取り組みとなりました。


「家庭では難しい“最後のひと手間”を味わいたい」消費者インサイトをもとにした、冷凍パスタの挑戦

冷凍パスタ 開発担当 マーケティング本部商品開発部商品第1チーム 青柳 美玲


冒頭にお伝えした通り、「オーマイプレミアム」シリーズは冷凍パスタブランドとして始まりました。ブランドの立ち上げ当初より、冷凍食品とは思えない“驚きのおいしさ”にこだわり、冷凍パスタブランドNo.1*の支持をいただいています。

(※)インテージSCI 冷凍パスタ市場 2022年1月~2025年4月ブランド別累計購買金額ベース


2025年9月には、最上級のおいしさが楽しめる「オーマイプレミアム 至極の」シリーズを含めて、新商品3品・リニューアル品5品を発売しています。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000106413.html


△新商品「オーマイプレミアム 海老とベーコンの和風醤油」

△リニューアル品「オーマイプレミアム 至極のボロネーゼ」


商品の開発担当である、マーケティング本部商品開発部商品第1チーム 青柳 美玲は、「オーマイプレミアム 至極の」シリーズのコンセプトについて「具材の仕上げにこだわること」と語ります。そしてこのコンセプトも、乾燥パスタ開発時と同様、消費者調査で見えたニーズから生まれたのでした。


当初、青柳は「具材の産地やボリューム感に惹かれるお客様が多いのでは」と考えていたといいます。しかし調査の結果、家庭では再現が難しい“最後のひと手間”を手軽に味わえることへのニーズが高いと分かり、これまでの冷凍パスタのワンランク上のおいしさを追求することになりました。


「例えば、リニューアルした『至極のたらこ』は、これまでシンプルに炙った焼きたらこを使用していましたが、今回のリニューアルを機に、調味料を塗って炙る方法に変更しています。また味だけではなく、焼き目という見た目のおいしさもプラスしました」(青柳)


△リニューアル品「オーマイプレミアム 至極のたらこ」


冷凍パスタの開発には、麺・ソース・具材と変数が多く、一つの要素を変えるだけで全体のバランスが崩れてしまうという難しさがあります。


「今回携わったどの商品にもいえることですが、どの素材、どの部分を変えれば総合的な完成度を上げられるのか、かなり苦心しました。1品作るのに、試食段階でも20~30パターン近くは行ったと思います」(青柳)


また、「おいしい」に主観が入らないよう、社内の試食は複数人で行い、満場一致するまで続けられました。テストとしてお客様に評価していただく際には、「何について聞きたいのか」を明確にし、調査内容が求めるゴールとぶれないよう気を付けたといいます。

こうした道中も徹底的にお客様の声に耳を傾けたうえで実現した今回の新商品とリニューアル品は、青柳ら開発メンバーの自信作です。


冷凍パスタブランドNo.1の座に甘んじない。人気商品リニューアルに込めた“いつもをすごい!”にしたいという想い


新商品開発と並行して、「オーマイプレミアム」では既存の人気商品のリニューアルにも定期的に挑戦しています。


今回のリニューアルでは、「海の幸のペスカトーレ」の開発が印象に残っていると青柳はいいます。


「ペスカトーレは、オーマイプレミアムの冷凍パスタで売上2位を誇る人気商品。90%以上のお客様がおいしいと評価してくださっている、発売当初から多くのファンがいる商品です。それゆえに、リニューアルの難易度はとても高かったです」(青柳)


今回のリニューアルでは、「ソースがよりたっぷりあったらいい」というお客様の声を起点に、ソース量を追求。試行錯誤を重ねるものの、お客様によるテスト評価では「おいしく変わった」ことが伝わらない結果となりやり直しに。


「リニューアルは、お客様が、『おいしくなった』と実感できないと意味がありません。そのため、何度も何度も試行錯誤を続けました」(青柳)


結果として、「海の幸のペスカトーレ」では、魚介の旨みをアップさせたソースを麺に絡みやすく改良、ソース量も増量したことで、“実感できるおいしさ”を実現できたといいます。


「人気商品でもリニューアルを続けるのは、長年同じ味だと、私たちが目指した“驚きのおいしさ”も“いつも”へと薄れてしまうからです。時代と共にお客様の嗜好も変わりますから、どれだけ人気商品であっても、何年かおきにリニューアルをして、“いつもをすごい!”にし続けたい。人気商品であればあるほど難易度が上がりますが、新しい挑戦を続けていくことが大切だと思っています」(青柳)


これからも“いつもをすごい!”にする。「オーマイプレミアム」が目指す未来とは。


乾燥パスタのヒットも、冷凍パスタの終わりなき挑戦も、その原動力は常にお客様の声にありました。


学生時代は「オーマイプレミアム」のいち消費者だったという佐藤は、「乾燥パスタは2024年に発売されたばかりの新参者ですが、『おいしいパスタブランドといえば?』という問いに第一想起される存在に成長させていきたいです。5年後10年後にも“いつもをすごい!”にするパスタであり続けたいですね」と未来を見据えます。


一方、ブランドの成長期から開発に携わってきた青柳は、「オーマイプレミアムはニップン社内でも注目されていて、黎明期に携わった社員たちが守り育ててきたブランドで、チャレンジする大切さを教えてくれている存在でもあります。今回、携われて良かったなと思っていますし、まだまだ成長可能性がある冷凍パスタ市場をけん引していく存在となるべく、これからもがんばらないといけないなと感じています」と力を込めます。


乾燥パスタと冷凍パスタ、いずれにも共通する「いつも」を「すごい!」にするという強い想い。

オーマイプレミアムは、これからも皆様の食卓においしい驚きと感動をお届けできるよう、さらなる「おいしさ」の追求を続けてまいります。




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