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独占インタビュー 世界的建築家、隈研吾氏が語る ”建築と生命が融合して溶け合うような世界” アートアクアリウム美術館 GINZA コラボレーション作品「金魚の石庭」

アートアクアリウム美術館 GINZA(所在地/銀座三越)では、今年、2025年夏、世界的建築家である隈研吾氏とのコラボレーション作品「金魚の石庭」が誕生しました。

生体が泳ぐ“水槽”との作品を手掛けるのは初という隈研吾氏に、コラボレーションへの思いや建築美について話を伺いました。

|「金魚の石庭」作品コンセプト

隈研吾 日本の伝統的な金魚鑑賞文化と現代的な素材表現を融合させたインスタレーションをアートアクアリウム美術館 GINZAにデザインした。

竹とアクリルという異なる素材の組み合わせにより、繊細さかつ軽やかさを表現。一本の大きな竹とアクリルによる螺旋が中心に据えられ、その周囲を三つの小さな螺旋が取り巻き、金魚の優雅な動きと呼応するように、螺旋の形態は空間に流動性とリズムを与えている。

素材には、幅の細い平竹と透明アクリル板に偏光フィルムを施すことで、観る角度や光の変化によって多様な表情を引き出し、金魚の姿が水中で光を受けて揺らめくように、鑑賞者の移動とともに空間そのものが変容していく。

日本古来より親しまれてきた金魚というモチーフに対し、素材の可能性と空間の動きを通じて新たな視点を提示する試みである。


【金魚の石庭】


日本庭園から水、花、樹木などを限りなく削ぎ落とし岩や石のみで構成された「石庭」を、金魚泳ぐ水の塊で表現した作品。波のように流れる竹のインスタレーションが融合します。

|建築と生命の掛け合わせ

隈研吾 私は昔から、生命と建築を融合させたいと考えてきた。ここでいう融合とは、単に「建物の隣に池がある」といったものではなく、建築と池、そしてその中を泳ぐ生命が一体となり、溶け合うような世界をつくることを意味する。有機的建築とはまさにそうしたものであり、今回の作品で長年の夢が実現したと感じている。

|建築と生命、それぞれ異なる性質への面白さや難しさ

隈研吾 建築は動かず、呼吸もしない存在である。一方、生命は動き、呼吸をしながら生きている。両者をひとつに融合させることができたのは、アートアクアリウム作品の大きな魅力である。現代の技術をもってして、初めて建築と生命を融合させることが可能になり、その成果がこの水槽作品だと考えている。建築家として、生命との融合というテーマに対して、ひとつの答えを示せたのではないかと思う。

|お客様へのメッセージ

隈研吾 金魚鉢を見たことのある人、石庭を見たことのある人は多いだろう。しかし「金魚と石庭が融合したらどうなるのか」を、ここで実際に体験してほしい。これからの未来の建築は、生命と共に存在する時代になると考えている。その未来の建築のひとつのモデルとして、この作品を見てもらえれば、また違った視点で感じ取ってもらえるのではないかと思う。


●隈研吾 プロフィール

1954 年⽣。1990 年、隈研吾建築都市設計事務所設⽴。慶應義塾⼤学教授、東京⼤学教授を経て、現在、東京⼤学特別教授・名誉教授、⽇本芸術院会員。50 を超える国々でプロジェクトが進⾏中。⾃然と技術と⼈間の新しい関係を切り開く建築を提案。主な著書に『隈研吾 オノマトペ 建築 接地性』(エクスナレッジ)、『⽇本の建築』(岩波新書)、『全仕事』(⼤和書房)、『点・線・⾯』(岩波書店)、『負ける建築』(岩波書店)、『⾃然な建築』、『⼩さな建築』(岩波新書)、他多数。

(c)Designhouse


施設概要

施設名称 アートアクアリウム美術館 GINZA

     (英語表記:ART AQUARIUM MUSEUM GINZA)

入場料  WEBチケット(公式サイト) 2,500円 https://ticket.artaquarium.jp/

     当日券 2,700円(当日券は銀座三越新館9階にて発売)

所在地  銀座三越新館8階(入口は9階)(東京都中央区銀座4-6-16)

アクセス  •東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」直結

      •東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」(9番出口)より徒歩5分

      •都営浅草線・東京メトロ日比谷線「東銀座駅」銀座駅方面地下通路経由

      徒歩2分

      •JR「有楽町駅」(中央口・銀座口)より徒歩9分

営業時間 10:00~19:00(変更になる場合がございます)最終入場受付 18:00

休館日  銀座三越の休館日に準ずる(加えて、メンテナンス等により不定期で休館の場合がございます。詳しくは公式サイトをご確認ください)

公式HP  http://artaquarium.jp/

公式SNS  Instagram https://www.instagram.com/artaquarium_museum_official/

      TikTok https://www.tiktok.com/@artaquarium_tm_official

      Facebook https://www.facebook.com/artaquariumofficial

      X https://twitter.com/artaquarium_jp

ご注意事項 ベビーカーの持ち込み、ペットを連れての入場はできません。

      お荷物用のロッカーはございません。

主催    株式会社Kiranah Resort

企画・制作 株式会社Amuseum Parks

運営    株式会社Amuseum Parks

協力    株式会社三越伊勢丹 銀座三越




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