うなぎの末よし

皮はパリッと、身はふっくら。天文館で育った味

2022/7/20 10:00
鹿児島県民なら知らない人はいないだろう、今年(2022年)90周年を迎えたウナギ専門店だ。

ウナギに含まれるビタミンAには、疲労回復の効果がある。アスリートや、マラソン前日のランナーらも“勝負飯”として食べにやって来るそうだ。セットのみそ汁にもウナギのエキスを配合。長年、鹿児島県民のスタミナを支えている。

うなぎの末よし

セットのみそ汁にもウナギのエキスを配合


特別な日にいただきたいのが、うな重・松(2,820円)。肉厚のかば焼きは食べ応え十分。甘辛いタレと、ご飯の相性の良さは言うまでもない。口に運ぶたび、体中に活力を送り込んでいるような気分になる。「よし、頑張ろう」。そう思わせてくれる味だ。

焼きと、割き・串打ちをそれぞれ専門の職人が担当する。かば焼きは、一度蒸したウナギを炭火で焼く。皮はパリッと、身はふっくら。香ばしい匂いがたまらない。甘辛いたれにくぐらせて仕上げる。創業から90年。来店客の中には病床から外出し、念願のウナギを家族と囲む姿もあったという。奥山直博社長は「天文館生まれ、天文館育ちのこの味で、夏を乗り切って」と語る。

うなぎの末よし

ウナギを炭火で焼く



鹿児島市東千石町14-10

営/10:30~L.O.20:00
休/第1・3火曜(7・8月は変動あり)

※情報は記事公開日現在のものです。

※料金など、店舗にてご確認ください。



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