県庁OBの八田勝豊さん（67）が、2019年4月に開業。現職時代、職場の同僚にそばを振る舞う伝統があり、20年以上そばを打ってきた。定年後、県道路公社で働く傍ら、今村学園ライセンスアカデミー（鹿児島市）の調理師科夜間コースで調理師免許を取得した。

極力小麦を使わない「グルテンフリー」にこだわり、さつま町か、北海道幌加内町産のそば粉を使った十割そばを提供する。一番人気は「そばづくしセット」（1,100円）。ざるかかけそばに、だし巻きたまごやそばめしおにぎりなどが付く。

もちもちの食感とツルツルしたのどごしで常連客も多い。かつ丼やカレー、ラーメンといった単品メニューも多彩。天ぷらの衣はそば粉で、とんかつのパン粉用にそば粉パンまで作る徹底ぶりだ。