
看板メニューのみそちゃんぽん
紫尾出身の松﨑さんは大阪でホテルの料理人などを務めて約40年過ごし、2年前に兄弟を看病するためUターン。2024年4月から、自治公民館の委託を受けて浴場と同館の管理人を務める。
同館は地元青果物や加工品の販売、休憩所として利用されてきたが、食堂を求める地元の声も多く一部スペースを改修。8月上旬の開店にこぎ着け、松﨑さんが腕を振るう。

紫尾区営大衆浴場横のふれあい館内にオープンした「神の湯食堂」
看板メニューは、町内産をはじめ、5種類のみそをブレンドしたみそちゃんぽん(1,000円)。このほか焼きそばやうどんなど麺類が中心の献立で、ピーマンやタマネギなどの地元食材を積極的に使っている。
50年以上前に祖父も浴場の管理人を務めていたという松﨑さん。「不思議な縁を感じる。新鮮な食材をはじめ、少しでも紫尾の魅力を発信する拠点にしていけたら」と意気込んだ。

[関連記事]:紫尾区営大衆浴場|「神の湯」と呼ばれる美人の湯は、紫尾神社拝殿下の泉源利用