
色とりどりのパンが並ぶ店内=さつま町船木
「朝一番に焼いたパンを毎日届けられる場所を町内につくりたい」。長らくパン屋がなかったさつま町の宮之城地区に、フランチャイズ経営のオーナーとなった山崎真一さん(51)が6月末にオープンさせた。客層は子どもから高齢者まで幅広く、顔見知りも多い。
店内の工房で焼いたパンをすぐに並べ、午前と午後で一部のメニューを入れ替えながら約100種類をそろえる。店舗の独自性を出そうと、現在は町内産の旬の食材などを生かしたオリジナルを開発中。来店客の要望を受け、レーズン入りの食パンなど準備を進めているという。

6月にオープンした「SUMOMO BAKERY 宮之城店」
人気メニューは「黄金のきな粉もちもちパン」「黒豚甘口カレーパン」(いずれも194円)など。山崎さんは「地域に長く愛されるパン屋を目指したい」と話した。
