
大浴場
知覧特攻基地の隊員や、斎藤茂吉、司馬遼太郎などの文人も訪れ、現在も旅館が点在している吹上温泉(旧伊作温泉)。約500年前、馬がけがをした足をつけていたことから発見されたと伝えられ、幕末には一帯を治めた小松帯刀が、身分を隠して温泉に漬かりながら領民の声を聞いたといわれます。
明治時代に開業した中島温泉旅館の温泉は、かつて「島津いろは歌」などで知られる島津忠良(日新公)の殿湯として使われたもので、西郷隆盛も狩猟や湯治のために明治3、4、7年に訪れています。

温泉近くの山林に立つ「西郷南洲翁来遊之碑」
近くには東郷平八郎が題字を書いた西郷南洲翁来遊の碑があります。西郷は静養中にもかかわらず、全国から絶えず相談に訪れる人との面会を拒まなかったという逸話が残ります。

ノスタルジックな雰囲気
自炊設備
レトロな通路が残る