
歴史を感じさせる霧島温泉
「霧島」の屋号は、創業した大正時代、地名の千石が入る別の施設が近くにあり、同じ名を避けたと伝わる。
「地域の温泉を残したい」と2年前、山下ミシン商会社長の山下哲朗さんが後を継いだ。地域や温泉の歴史を知り「重みを感じる」と山下さん。温度調節の技を磨く毎日だ。補修にはミシン修理の技術が生きているという。

美肌の湯を楽しめる霧島温泉
地下700mから出るのは、肌がつるつるになる「美肌の湯」。常連からは「体が軽くなる」と好評だ。日本文化に触れようと外国人も訪れる。
女湯の洗面台は最近改装した。「地元の人が胸を張って県外に自慢できる温泉にしたい」と意気込む。
[南日本新聞 入浴タイムズ]